苔テラリウム、苔リウム。様々な呼び名のあるおしゃれなテラリウムを作ってみました。
将来イモリを住ませる予定なので、厳密に言うとイモリウム。
完成図。
☆用意するもの
- 水槽
- オアシス
生花を挿すあれです。緑のスポンジ。
30cmキューブ水槽に1個で事足ります。
2023/01/18追記:流木を接着していたシリコンがオアシスの粉ごと剥がれちゃいました。
高くつきますが、植えれる君などを使ったほうが失敗はないと思います
- 防カビ剤不使用のシリコン
ホームセンターで安く売ってます。でかいやつはコーキングガンがないとできないのでそれも忘れずに。もしくは小さいチューブ買いましょう。
- ケト土、ピートモス
- 塩ビ管
- 鉢底ネット
- ソイルや砂利など
- 針金とか
- 流木や苔、石など
- お好みの植物
- カッターナイフなど工具
☆あったら便利なもの
- ドリル
- 塩ビパイプカッター
- 千枚通しやキリなど(熱してもいいもの)
サクサク作っていきましょ〜う!
1.オアシスを切って貼る
オアシスはこんな感じで3等分にスライスして余分なところを切ると、30cm水槽にはちょうどいいです。
カッターでサクサクやりましょう、手を切らないように。
底まで埋め尽くさなくてOK.砂利とか敷くのでね。
いい感じにできたら、シリコンを塗りたくり壁面に押し付けます。細かい粉がオアシスから出て貼りづらいですが、根性で貼りましょう。
2.レイアウトをなんとなく組む
流木や石がある場合、ここでオアシスにくっつけちゃいましょう。
シリコン塗る前に、ギュ!と押し付けて跡を残しておくといいかも。
水槽の背面を下にして作業します。シリコンはまあ適当でいいです、くっつく程度に。
あとで土で覆っちゃうので大丈夫。
シリコンは完全硬化に1週間ぐらいかかります。このままのんびり待ちましょう。
2023/01/18追記:さきほども書きましたが、流木剥がれちゃいました。
接着力が強くてもオアシスがパサパサしているせいで粉ごと剥がれてしまう模様。うーん……代替品、探してみます。
3.塩ビパイプや鉢底ネットを加工する
シリコンが乾くのを待つ間、鉢底ネットに塩ビパイプが通るだけの穴を開けます。ハサミで簡単に切れます。
そして写真のように塩ビパイプをちょうどいい(目安は砂利に埋まるぐらい)長さに切り、穴を開けます。1番の苦行です。
私はノコギリと手動ドリル、熱したキリでやりましたが、もっとマトモなやり方たぶんたくさんあるので……たぶん。
これが排水パーツになります、水が溜まりすぎると蒸れたり植物が根腐れ起こしたりするので、適時水抜きが必要なんです。
鉢底ネットを丸めただけでもいけたかもしれない。
4.土を塗り苔を貼る
シリコンが乾いたら、ケト土とピートモスの出番です。ケト土がなかったら荒木田土でもいいかもしれない(未検証)。
1:1ぐらいでテキト〜に混ぜます。水を入れて、ペースト状になるまで。
そして
べちゃべちゃ
塗りたくります。造形くんがある場合はそれで。
手で握って水分をかる〜くしぼり、流木の隙間へ。壁面はだいぶゆるくてもどうにかなるので表面のディティールはペーストのままで。
そしてハイゴケやシッポゴケ、ヒツジゴケなどのフサフサした苔(乾燥に強いと◎)をぺたぺた。
これを切った針金を曲げたものとか、巨大ホッチキスの針みたいなやつとか、そんな感じのもので固定していきましょう。
https://www.shopping-charm.jp/product/2c2c2c2c-2c2c-2c2c-2c2c-323537313538
↑こういうの
普通のホッチキスは危ないのでやめましょう。
そして
壁面に植物も配置。これはブロメリア?なんとかメリアみたいな名前のやつを挿し芽してます。
5.砂利を敷き、排水管をセットする
3で作った排水管をセットし、砂利で周りを埋め立てます。水槽の底面、地面になる部分の半分ぐらい?まで。今回は火山なんとかの砂利。
そして鉢底ネットをセット。
今回はイモリ用なので水浴び用の鉢皿、排水溝への落下防止フィギュア、レイアウト用の石などをセットして……
※ここで植物を配置しておくと後々楽です
ソイルを敷き、苔を置く。
苔は置きゴケでも蒔きゴケでもいけますが、手早くやりたい場合は置きゴケがおすすめ。管理をしっかりしていれば比較的カビにくいし、最初からきれいです。
もうそれっぽいですね。
6.植物を植え、置物を置く
アクアリウムやってたときの癖で植栽最後にしたらソイルが飛び散って大変だったので皆さんは真似しないでね。挿し芽ならまだ舞える。
植栽をもりもり増やします。水耕栽培、ハイドロカルチャーなどの小さな苗を使うとかなり楽です。
植物を買うときの見分け方、鉢が水に浸かってて持ち上げるとポタポタ水が垂れるものは高確率でハイドロカルチャーです。
また、インテリアコーナー(屋内)にある苗を使うと、蛍光灯などの低光量でも育つことがある程度保証されてるのでいいかな〜と個人的に思います。
完成
いい感じにできました。
植物を置くときは葉の形や色が違うものをいくつかピックアップするといいかも。
水草水槽やガーデニングなど植物の魅せ方を 勉強しておくといいかもしれません。
苔だけでなく植物やアクアの知識持ってると楽しいし楽です。マジで。
気になる費用ですが、今回は苔・水槽・砂利とソイル・流木込み込み1万円の福袋をcharmさんから購入したので細かい計算は雑です。
・想定→30cmキューブ水槽
このタイプの水槽は新品7000円~1万ぐらい
オアシス、鉢底ネット、植物、針金は100均でOK
土は小袋1つで100~200円ぐらい×2
砂利とかソイルは計2000円くらい?
シリコン600円+コーキングガン1000円?
流木はだいたい3個で1000円とか2000円ぐらい?ですかね。
石は拾ってきたものをハイターで消毒・レンチンで殺菌してます。タダ。
苔は……2000円ぐらいあれば足りるかな。採取でもいいですが、害虫や環境保全や消毒などを考えるとウーン。また、取りすぎ注意で。
全部買おうと思ったら、水槽込み1万5000円ぐらい〜2万ぐらいかしら。
こだわろうと思ったら3万ぐらいあると吉。
高くつくのはやっぱり砂利やソイル、流木やコケですかね。あと水槽。
水槽は高くつくかもしれませんが、生き物飼うならテラリウム向けの前開きのやつのほうがオススメ。
普通の水槽だと上から手を突っこむことになり、生き物にとって天敵の鳥に見えるなどしてストレスになる(かも)、フタによっては脱走される、霧吹きすると鑑賞面の水滴拭くのが面倒くさい…………などの理由です。
苔や石を採取する際の注意。
採取する場所が国立公園や植栽採取禁止などの保護された場所ではないことを必ず確認してください。
できれば自宅の庭、所有者の許可を得た上で山などの土地から採取しましょう。その場合も採りすぎには注意。
苔は成長が遅いため、緑が美しいよく知る姿になるまでかなり時間がかかります。環境にも優しくね。
「採ってきた」が「盗ってきた」になってはだめですよ、という話。
ちなみに、コケリウムでよく敷き詰められている苔や向いている苔は多くは森林や川辺など湿度が高いところに生えている苔で、アスファルトや砂地に生えているコケはあまり向いてません。
また、イモリやカエルなどを飼う場合はある程度踏まれても大丈夫な苔をセレクトしたほうがいいです。「イモリウム コケ」などで調べてみてください。
おすすめはホソバオキナゴケなどオキナゴケの仲間、ヤマゴケ、ハイゴケ(乾燥にも強い)、コツボゴケ(水辺)などですかね。
また、採ってきた苔や石には自然のばい菌や虫なんかが潜んでいます。相当薄めたハイター(詳細は「苔 消毒」などでググってみてください)で消毒したり、土を落としたり、手間暇をかけてあげましょう。
上記の手間が惜しい方は、その手間をお金で買いましょう。そう、苔を買うのです。
最近の苔ブーム(?)で、大きなホームセンターや園芸店でも度々パック詰めの苔を見かけるようになりました(※愛知)。
もともと庭用の苔を売ってる店もあるくらいですし。
ちなみに通販でも買えます。私は通販派ですね。charmさんはいいぞ。
脱線しちゃいましたが、苔テラリウムの作り方でした。質問等あればTwitterまでお願いします。リプライだと返事早いです(たぶん)
おはようございます🌄
— ごあごあ (@goagoa_fish) 2023年1月15日
苔リウム、植物と置物を追加して賑やかに!
苔がもっと生い茂ったらイモリちゃんかカエルちゃん飼うぞ〜。 pic.twitter.com/wFe08eVa73