自分流・コオロギの飼育環境まとめでございます。
どのコオロギも基本的に私は同じ管理方法をしているのですが、今回は共食いが多いことで知られる?クロコオロギ(フタホシコオロギの黒くてデカイver.)さんの飼育環境を実際に紹介。
まあデカイです(写真はイメージです)。
うちではボイヴィンネコツメヤモリ(現在全長20cmちょい)の専用餌にしております。
とにかくでかく、(レッドローチやイエコに比べると)動きは鈍く、素手で余裕で捕まえられる。見た目はゴキっぽいし集団でカサカサいうとちょっと……いや、かなりキモいですが。
大型ヤモリや中型トカゲの餌におすすめ。あげるときは羽や足をもいであげましょう。
うちでは13Lちょい(幅37×奥行き22×高さ25cm)のコバエ抑制シャッター付き虫かごで60匹ぐらい、現在飼育中。
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チャームさんで1000円ちょっと。
市販のカラーボックス棚にちょうどピッタリ(画像は中サイズ。中サイズなら2個、大サイズなら1個がちょうどいい)なので餌虫ストック棚を気軽に作れます。
それはそれとしてコバエはなぜか侵入する。普通の虫かごよりは侵入しにくいんですけどね。
実際の飼育環境です。
13Lちょい(30cm水槽ぐらい)に約60匹入り。キャパ的には100行けそうなんですけど、そんなにいても食べきれないので適時追加。
水分補給はプラ製の昆虫ゼリー入れ×2。
水入れだと溺れる可能性があったり、水を撒き散らしたり、飼育ケースの容量を圧迫したり……散々な目に遭います(遭いました)
なので現在は洗いやすくカビにくいプラスチック製の昆虫ゼリー入れを採用。
卵パック(紙)を縦にセットすることで、隠れ家を確保しつつ糞を下に落とすような構造。
餌は上記の昆虫ゼリーに加え、ドッグフードとラビットフード。よくあるペレット的なやつです。通販サイトで一番安いやつ。
それにカルシウムパウダーをまぶし、床材代わりにザラザラ適当に敷き詰めます。
割合はラビットフード3:ドッグフード1~2ぐらい。
ドッグフードをガリガリかじる音が響くたびに彼らの強靭なアゴに思いを馳せずにはいられませんが、それはそれ。
2023/02/26追記
よかれと思って水分補給に生野菜入れたら、アンモニア中毒で結構な数のコオロギを死なせてしまいました……水分のバランス難しすぎでは?
ちょっと乾燥気味がいいみたいです。
2週間に1回ぐらいケージを丸洗いがてら糞もろとも交換します。
カルシウムパウダーがあることで、気持ち……ほんの気持ち……共食いが減る気がします。気がするだけなのでまたどこかで実験したいのですが。
市販のコオロギフードや粉末・顆粒の餌で以前はやっていたのですが、コスパはあまりよくなく。
しかも(私がズボラが故に)ダニが発生し……ケースまるごとダニの巣窟になったのでやめました。
コオロギの死因で多いのは水切れなので絶対に昆虫ゼリーは切らしません。
そして2番目に多いであろう共食い対策、タンパク質の補給にドッグフードとカルシウム(?)です。
ガットローディングも兼ねております。コオロギに直でまぶすと窒息の可能性があるので、必ずフード類に混ぜて与えます。
ぷりぷりに肥えたコオロギさん、問題は鳴き声がとんでもなくうるさいこと。
私は、
メンテついでに全員別容器に移す→オスのみ羽を切る→メス/羽を切ったオスを元のケースに戻す
ことで対策&愛する爬虫類たちにとっての食べやすさを確保。まあそれでも鳴くんですけど。
ここだけはコオロギも人間もアンハッピーかもしれない。
羽切るときのコツは、後ろ脚を伸ばした状態で関節部分を持ち、羽と体の隙間からハサミの刃をそっと入れ、チョキンとやると楽です。胴体持つと噛まれそうになるので怖い。
イエコで同じことをしたら、羽切ってもやることやってるらしく、ヤモリのケージに入れたら産卵してました。しかも大量に孵化しちゃった。
羽切っても(モテにくいだけで)繁殖に支障はなさげなので、産卵床用意して繁殖狙ってみようかしらね。
衣装ケース買おうか迷うレベルでコオロギの育成にハマっておりますが、問題は食べてくれる子がヤモリ1匹だけなこと。
まあもしいつか、うちの子が増えたらコオロギの繁殖に本腰入れますか。
そう思いながら今日もやかましい鳴き声の中過ごすのでした。完。